正式名称

社会変化と水インフラ研究会(通称:Water5.0) 2018~

研究会の体制

 人口減少や価値観などの大きな社会変化の中で、水インフラの課題を相対的にとらえ、多角的に議論する研究会です。研究会のメンバーは、水分野の産官学の若手・中堅メンバーより構成されています。研究会では以下の3つのテーマを扱っています。

  1. テーマ1 「いまの生活」を続けられるのか?
  2. テーマ2 「よりよい生活/社会」を実現するための変革とは?
  3. テーマ3 「価値の変化」に対応した水インフラの変化
研究会の様子 研究会の体系図

テーマ1 「いまの生活」を続けられるのか?

 人口減少や高齢化の急速な進行により、地域のローカル経済のストックとフローが縮小し、地域経営が困難になりつつあります。このままでは、やせ我慢も限界に至り、地域格差が拡大することが懸念されます。こうした状況の中で、現在の我々が無意識に享受している「Quality of Life」とは何かを改めて考えると共に、地域の経済循環や公共サービスの枠組みの変化の中で水インフラの今後を議論します。

テーマ2 「よりよい生活/社会」を実現するための変革とは?

 都市の水インフラは、その都市の在り方に大きく依存しており、また水利用も都市に住む人々の生活に依存しています。IoTやAIなどの技術革新により、これまでとは異なる生活、都市、社会になることが想定されます。人口減少や高齢化の進行という課題を抱える中で、Society 5.0と呼ばれる社会の姿を構想し、水を含めた社会インフラの進化の可能性を議論します。

テーマ3 「価値の変化」に対応した水インフラの変化

 人口減少・高齢化による構造的な変化、技術の発展による既存サービスの破壊的転換や気候変動による災害の増加など予測困難な変化は、社会の表層的な変化にとどまらず、人の価値観に対して大きな変化を与えています。インフラの資金調達についても、ESG投資が世界で急速に伸長し、新しい主体が多様な価値観を持って水インフラを見つめている。価値の多様化、相対化が水インフラにどのような影響を及ぼすかを議論します。

これまでの研究会の歩み

  • 第1次研究会(1988-1992):地球環境時代の水道
  • 第2次研究会(1994-1998):次世代の水道技術
  • 第3次研究会(2002-2007):持続可能な水供給システム
  • 第4次研究会(2009-2017):水システム国際化

過去研究会による出版物

水供給―これからの50年 世界の水事情―持続可能な開発目標の達成に挑む